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破天蒼月

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□ 破天蒼月外伝(小説) □

おかげさまで4000HIT☆

いやはや4000HIT☆ですよ。
しかも今回も自爆ですよ。

キリ番.☆.+:^ヽ(∇^*)o【♪祝♪】o(*^∇)ノ^;+.☆.自分(ぁ

で、今回も外伝小説な訳ですが。
ちょっとリクエストがほしいな~っと我が侭言ってみたり。。
アンケートを←に作成しましたのでよろしくお願いします

以下から選んでください
1・いつも通りのロキアルド編がいい
2・第3章のその後が知りたい
3・シュウレイの昔話編がいい

とりあえず考えつく限りで。
〆切は3/11日土曜日までです。

3/9現状報告:メイシャオが人気!?ロキアルド編有力か!?
3/10現状報告:明日で投票締め切ります。現在ロキアルド編が有力です。たくさんの投票待ってます^^
3/11現状報告:小説アップ
『聖天君主の騎士』

カニングシティーとペリオンの国境の村。
そこでもメイシャオはいつものように天真爛漫だ。
ちょうど今私が先ほどくぐらせたボアの肉を奪い取ろうと箸をのばしている。
「お肉ちょうだい!」
むくれて頬をふくらます。私はそれをじと目で見つめて、ふぐのようにふくらんだメイシャオの頬を箸で突っついた。
「お前はもう3皿も食べただろう。これは私のだ」
メイシャオはますますむくれるが仕方なしに近くの白菜をとっていった。
「まあまあ、メイシャオ。私のをあげますから」
すかさず横からメイシャオの皿にボアの肉を入れたのはカニングシティーで出会ったメイシャオの幼なじみのマオリーだ。いつも慣れているのか行動が手早い。
「ありがとう。マオリー。でも足りないよね。おじさん、もう一皿追加お願い」
私は思わず口に入れたものを吹き出しそうになったが公衆の面前で吹き出すわけにはいかずこらえて飲み込んだ。
「まだ食う気か!」
「私は育ち盛りだし、お腹いっぱい食べたいもん」
さすがに今度は箸を落とした。
「マオリーさん、メイシャオはいつもこんな調子で?」
マオリーは笑顔で、いやどこか引きつった笑顔で頷く。
「マオリーでいいですよ。メイシャオはいつも人の倍食べて人の倍動き回りますよ。お姉様とは逆と言ってもいいですね」
「マオリー、姉様のことは話しないで。男はいつだって姉様にちかづこうとするんだから」
今度はメイシャオがじと目で私を睨みつける。以前もそうだがメイシャオは姉のことになると途端に口を閉ざす。せっかくメイシャオの姉がシュウかどうか伺うチャンスだったのだがしっかりと阻止された。
「確かにメイシャオのお姉様である蒼家当主は狙われやすい立場にありますからあまり軽々しく情報を漏らすのは望ましくないですね」
「ごちそうさま」
メイシャオが顔の前で手を合わせた。その瞬間までぼうっとしていたがはっと気がついた。遅かった。鍋の中身は私の肉はもちろん、スープに至るまで空になっていた。
「ボア鍋をほとんど一人で食べてしまった」
私は呆然と空になった鍋を見つめたがそこからスープがわき起こるわけでもなくただただ、寂しくそこにあった。
「おじさ~ん。さっき頼んだデザートにホットケーキにスタンプの樹液ソースかけてね」
「まだ食う気か・・・」
私は脱力してそれ以上言葉を続けられなかった。

結局メイシャオはデザートを3回おかわりしてようやく満足した。
店を出ることには日は西に傾き始めていた。急ぐ旅なら歩いても良いのだが今はさほど急ぐ必要もない。
「今日はここで一泊しよう」
「賛成です、ペリオン方角にはそれなりに手強いモンスターがいますし。着実にいきましょう」
マオリーの言葉でついこないだファイアボアの群れに飲み込まれたのを思い出して悪寒が走った。どうやら体も不覚にも揺れてしまったらしくメイシャオはにやついた。
「あれ?ロキアルドってば怖いのか」
「ちょっとついこないだファイアボアの群れに飲み込まれたのを思い出したんだよ。まあ、そのときは一緒にいた魔法使いの女性が助けてくれたけどね」
再びメイシャオの顔にシュウの顔が重なる。本当によく似ている。違うと言えばこの性格のギャップと年齢ぐらいだろうか。
「人助けですか。まるで聖天君主のようですね」
マオリーが言った。聖天君主、どこかで聞いたことがあった。確かメイシャオと出会ったときメイシャオが祈っていた言葉に出てきていた。
「前に聞いたこと合ったけど、それって誰?」
「聖天君主とは私達の里に伝わる神の名です。昔人々が怪物に苦しめられていたとき立ち上がった勇者達を癒しの力で支え助けたとされています。慈悲と許しの神とされています」
「ほぉ~メイシャオとは全く逆だな」
イヤミのつもりで言ったのだが当本人は隣にいなかった。メイシャオは声の届かないほど先に進んで立ち止まっていた。そしてしゃがんだ。
私は何事かと思いメイシャオの駆け寄る。マオリーも続いた。
メイシャオの視線の先には薄紅色の髪の女が倒れていた。風体から剣士であろうと思われた。
「ロキアルド、人が落ちている。拾っていい??」
「・・・何でも拾ってはいけません。・・・って違うだろう。おい、大丈夫か?」
女剣士の体を揺すると微かにうめき声が上がった。見た感じではたいした外傷はないようで女剣士はゆっくりと目を開けた。
「こんなところでどうしたんだ?」
「あれ?ああそうか。私は・・・」
女剣士は項垂れて涙を流した。
「お金がないと困っていた人がいたんで少し分けてあげようとしたんですよ。でも体当たりをされて財布ごと奪われてしまいました。はぁ、また騙されちゃったんですね、私」
「またとは?」
私が聞き返すと女剣士は顔を上げて私を見つめた。
「私は何故か騙されやすいんですよ。ここに来る前も素早さの書を買ってほしいと言われて掴まされたのが防御書だったり、戦士も魔力を鍛える必要があるといわれて魔力を必死で鍛えようとしてみたり、それからそれから・・・」
次々と騙された経歴があがっていく。純真無垢とは聞こえがいいが彼女の場合無防備すぎるのであろう。
「はぁ。メイシャオ、マオリー。この人と一緒に先に宿に行っていてくれ。私はあとで向かう」

「ロキアルド遅いな~」
メイシャオは退屈そうに足をぶらぶらさせていた。ちょうどそこへ私は帰ってきた。
「おかえり~ロキアルドお腹減ったよ。ロキアルドいないから部屋も取れないしご飯も食べられなかったよ」
メイシャオはまたむくれ面をしていた。私は今度はそれをてのひらでぐっと押してやった。すると本当にふぐのように口がとんがる。メイシャオはすぐに私の手を払った。
メイシャオから手を離したあと私はあの薄紅色の髪の女剣士の目の前に小さな布袋をおいた。
「あっ!私の財布!!」
女剣士は財布を大事そうに握りしめた。私の顔は自然とほころんだ。
「財布を取り返しに行っていたんですね。そういえば、聖天君主には生涯を共にした男性がいたそうですよ。聖天君主の名前しか残っていないので何という名か知りませんが聖天君主と共に善行を重ねたそうです。こっそり人助けなんて、ロキアルドさんはさしずめ、その『聖天君主の騎士』なのかも知れませんね」
マオリーが微笑んでいった。私は無性に照れくさくなり頬を掻いて目をそらした。
「ありがとうございます、このご恩は一生忘れません」
薄紅色の髪の女剣士は深々と会釈をした。
「いや、たまたま運良くつかまっただけだから。気にしないで。じゃあ私達は部屋を取って休むから貴方も少し休んだ方がいい」
そいうっても女剣士はすぐに部屋を取ろうとはせず私達の姿が消えるまで見送っていた。

翌朝。
私は呆然とした。
目の前にいるのはあの薄紅色の髪の女剣士である。ただ立っているわけではない。背にはしっかりと旅支度が調えられていた。
「私もご一緒させてください。恩に報いるために一緒に行きたいです。名前は喜一郎といいます」
昨日の晩のした会釈と同じかそれよりも深いぐらい頭を下げた。
私は暫し動けなくなっていたが横からメイシャオが突っついてくれたおかげで正気を取り戻した。
「ついて行くのは構わないが恩に感じて貰うほど大したことをした訳じゃないから一緒に来てくれることで恩返し完了でいいかな?」
「え、あ。はい、そんなことでいいのなら喜んで」
女剣士は屈託なく笑った。

ゆっくりと昨日マオリーが言っていた言葉を心の中で反芻した。
『聖天君主の騎士』
自分がそのような存在になれるとは思わないが大切な人のためにそばに入れるような人間に生涯なりたいものだ。
特にこの喜一朗という女剣士のひたむきさを見て強く感じる。
旅はまだ続く。
いつの日かシュウに再会する日も来るのだろうか。
そのときはシュウの全身から伝わってくる憂いを少しでも取り除きメイシャオとまでいかないでも明るく笑えるようにしてあげたい。そう登り始めた朝日を見て感じた。
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Date:2006/03/12
Trackback:0
Comment:3

Comment

*

投票したんですが・・・
自分が誰かを書こうと思って
「香奈美ちゃんです。~」と書いたら
25文字までといわれ・・・しくしく
しょうがなく香奈美と名乗りました><
2006/03/07 【香奈美ちゃん】 URL #Sq9oM5Os [編集]

* どうもです (' - ' *)ゞ

EggStoryへのご訪問毎度ありがとうございます^^
4000HITおめでとうございます!と、同時に自爆ドマです^^;

では一応希望は③ということで('A`アンケの投票しておきます。

では、頑張ってくださ~い^^ランキングポチッとφ(^∇^ )

またのご訪問をお待ちしておりますww
2006/03/09 【EggMAN】 URL #-

* (ノ´▽`)ノオオオオッ♪

喜一朗のキャラが良く描かれてますね^^
ロキアルドがそんな素敵な騎士になってシュウレイの助けになればいいな~♪
あとロキアルドの仕草で少し笑えましたよ^^
2006/03/12 【rokia】 URL #/5LHBRow [編集]

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