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破天蒼月

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□ 破天蒼月(小説) □

絶望の中の光明8

全身が震え上がった。
燃えるような赤い血の色の瞳。でもその視線に射抜かれたとき私の全身は凍り付いたように動かなかった。そして今立っているのも辛いほどの震えに襲われている。
スリーピーウッドの時の比ではない。さらに強い邪気の塊が船を取り囲んでいる。
「シュウちゃん・・・」
香奈美の言葉もその先が続かない。
「きゃぁあっ!」
叫び声が近い。私は急いでドアを開いた。そして急ぎ閉じた。
「香奈美ちゃん、戦闘準備して」
確かに扉の先に見えたのは太く毛深いモンスターの腕だった。天井、すなわち甲板より客室を貫いたのだ。このまま黙っていれば船は沈むのを待つだけであろう。
香奈美は黙って頷き、先ほど外したばかりであろう白いマントを再び羽織りアークスタッフを握りしめた。
私も懐から扇子を取り出し、腰の剣を確かめた。
「がんばろう、生き抜くために」
私は香奈美にそう声をかけた。この戦いは相手を殺すための戦いでもこちらが死ぬための戦いでもない。私達が生きるための戦いであるからだ。香奈美も恐怖でぎこちないながらも笑って頷いた。
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Date:2006/03/01
Trackback:0
Comment:2

Comment

* ほぉ・・・

緊迫した空気が伝わってくるようだ・・・
戦闘はまだみたいだけど迫力はあるでしょうな。
勝つのは誰かなのが分かってるのは残念ですな(イヒヒ
2006/03/01 【rokia】 URL #/5LHBRow [編集]

* コメントありり☆

>ロキア
じんわり戦闘に移行していきます^^
勝利は・・・
2006/03/02 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

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