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破天蒼月

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□ 破天蒼月(小説) □

月下の舞姫7

さくりさくりと軽快な音で雪を踏んでいたのはわずかな間でロキアルドとルーワンは吹雪の中目を細めて前進していた。視界は数メートル先も危うい。
ルーワンがマントを裂いて、鷹の足に巻き付けた。そして鷹を空へ放つ。
「弓切り鳥、先を飛んで導いて」
鷹は危うくもかろうじて大翼を広げて飛ぶ。通常、鷹は風に乗って飛ぶものだがルーワンの鷹はどうやら普通の鷹と違うようで風を操って飛んでいるように見えた。
ルーワンの赤いマントの切れ端が白い吹雪の中でもはっきりと見える。
「あの鳥について行けばいいのか?」
ロキアルドは吹雪によるものとは別に顔をしかめた。疑い、それがはっきりと読み取れた。
「弓切り鳥自身はシュウレイ様の居場所を知っているわけではない。だが、里のものの中にある特殊能力を持つものがいて、どのような空間にいても正確にそのものの居場所を探すことができる」
「それがお前なのか?」
ロキアルドが訊ねるとルーワンは苦笑し、上空の鷹を見上げた。
「まさか・・・私は弓切りの巫女。死を司る弓切り鳥の使いだ。死者と心を通わせ、慰めるのが仕事だ」
「・・・慰めるより征伐しそうな勢いのように感じるがな」
今度は苦笑ではなく、口の端をつり上げてロキアルドを見てボーガンをロキアルドに向けた。
「もちろん、それも仕事だ」
そしてボーガンはそのまま発射されてロキアルドの頬をかすめる。ロキアルドは怒りルーワンに食ってかかろうとしたが背後からの悲鳴に驚き、振り返った。そこには横たわる狼型のモンスター・ヘクタがいた。どうやらロキアルドを背後からつけねらっていたようだった。
「囲まれたようだ」
視界の悪い吹雪の中、いくつか黒い影が見え、それぞれに獰猛な唸り声を上げている。どうやらここはヘクタ達の縄張りだったようだ。
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Date:2007/02/01
Trackback:0
Comment:4

Comment

* ほぉ~

ありきたりの表現だけど素敵><
背後の気配に気づかないとは・・・
しっかりしろよ!ロキアルド!
2007/02/01 【Rokia】 URL #/5LHBRow [編集]

*

毎回楽しく読んでいます^^
また、冒険が楽しくなってきましたね♪
更新楽しみにしています。
2007/02/01 【リルカ】 URL #zQwTZWAg [編集]

* こめんとありり

>ろきあ
油断大敵なのです♪
2007/02/01 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

* こめんとありり

>リルカさん
これからの展開楽しみにしていただければ光栄です♪
2007/02/01 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

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