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破天蒼月

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□ 破天蒼月(小説) □

月下の舞姫5

「シーちゃんはそれを知っているの?」
黒い巻き毛の女性はロキアルドをじっと見つめてきいた。瞳はかすかだが揺らいでいる。
「いや、たぶん知らないだろう。私自身、シュウレイが船に乗っていたって知らなかったし、レイラの仲間達とはあっていない」
「そっか・・・でもどっちにしろ、つらい結果だね・・・ともかくシーちゃんを早く迎えに行ってあげないとだけど、今日も雪が酷くって全然進めなかったんだ」
「それはそうだ。あの雪山の方の吹雪自体はシュウレイの持つ紋章が引き起こしている現象だからな」
カイレンはため息と共に首を左右に振って片肘をついた。
「拒絶しているのよ、あの子の心が」
キカも目を伏せて言った。
「だったら、親しいあなた方が迎えに行けばいいのでは?特にカイレン殿は炎のエキスパート、雪山には強いはずですよね」
そうロキアルドが言うとカイレンは珍しく気怠そうに机によしかかり、爪で数回叩いた。
「そうもいかんのだ。今日は日が悪すぎる・・・ふわぁあ~」
カイレンは大きな欠伸をし、それを噛みしめたかと思うと再び欠伸を繰り返す。不真面目そうに見える行動だが普段のカイレンの様子からは想像しがたい。次第に目もうつろになっていく。
「もう、限界らしい。キカ、後は頼んだ」
そういってカイレンは目を閉じた。どうやら眠ってしまったようだ。
「この緊急事態に眠ってしまうとは・・・」
キカはカイレンの小さな身体を抱き寄せ、膝にのせた。
「しかたないのですよ、今日はこの身体の本来の持ち主のチェジュ様に交代する日ですから。こんな状態なので私もカイレン様もシュウレイ様を迎えに行くことはできません。すみませんが、どなたかシュウレイ様を迎えに行ってください」
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Date:2007/01/11
Trackback:0
Comment:2

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* いつの世も

お姫様を迎えに行くのは王子様なんですよッ!(何
決してご老体(失礼;見た目は少女でしたっ;)に任せては行けません!!
2007/01/14 【でんみぃ】 URL #USanPCEI [編集]

* コメントありり^^

>でんみぃさん
なるほど!そういうお約束が!!
でもカイレンさん若いんですよ、実は♪
旧3当主の中で1番の若手です^^(芸人みたry
2007/01/17 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

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