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破天蒼月

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□ 破天蒼月(小説) □

美徳と善行の懺悔5

「そろそろ、出発しようか」
ちぃずがポケットから懐中時計を取り出していった。たき火もそろそろ燃え尽きかけている。頃合いのようだ。
私はサージャを起こさないようにそっと背負い扇のみを懐にいれた。
ヴァロアは引き続きアクセルに左肩を貸し利き手である右手を開ける。
「森のゾンビは倒さないように突っ切らないとね」
ちぃずは金色の弓の弦を鳴らして言った。
森のゾンビの中にはサージャの家族とも呼べる一座のものたちが紛れている可能性があるからだ。
「ありがとう・・・でも、自分の身を最優先にしてください」
「そういうこったな。ヴァルちゃんもいざというときは俺を捨てていけよ」
アクセルは唇の端をあげて笑いながらヴァロアに言った。しかしヴァロアはすぐに首を横に振る。
「ぜったいに麓まで連れて行くよ。だから諦めないで」
アクセルは何も答えず俯き、暫くしてから頷いた。
まずは手がふさがっていないちぃずが閉鉱から出た。続いてヴァロアとアクセル、最後に私とサージャが出た。
目の前には立ちふさがるようにゾンビの群れが待ちかまえていた。
「ぅわ~、これじゃあ道がないね。でも作るしかないか」
ちぃずは弓に矢をセットせず弓を握るように握ると前方に大きく振った。
「パワーノックバック!」
数体のゾンビが後方にはるかに飛ばされる。ちぃずはそれを繰り返して道を切り開いていく。
「よし、今のうちだ!行くぞ。ヘイスト!」
ぼーっとはしていられない。ちぃずの後に離れないように続く。アクセルのヘイストのおかげで体が軽い。疾風のように死んだ森を駆け抜ける。ふと私は視線に気づき高台の方を見た。そこには変わり果てた姿の一座が私たちを濁ったその瞳で見送っていた。
私は唇をかみしめ、すぐに一座から目を離した。
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Date:2006/07/04
Trackback:0
Comment:5

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* (ノ´▽`)ノオオオオッ♪

待ちに待った更新だ~
とりあえず一座のゾンビさんは無事でよかった;
展開しってるけど…o(;-_-;)oドキドキ♪
あ、10000HITは私のモノだよ(*´∇`*)b
2006/07/04 【rokia】 URL #/5LHBRow [編集]

*

再開待ってましたっ!
ふもとまでたどり着けるのか、ドキドキですね。
一座の人たち、そのままなんでしょか・・・切ないです。
更新がんばってください。楽しみにしています♪
2006/07/06 【りな】 URL #XMatgrFs [編集]

* こめんとありり^^

>ろきあ
さて、誰の手に10000HITはいくのだろうね。
とりあえず、展開は前に話したとおりにいくよ~☆

>りなさん
お待たせいたしました^^
ぼちぼちと書いていくようにしますね☆
これからのごひいきに♪
2006/07/06 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

*

 PKB...じぶん...
そんなスキル振ってあったことさえ忘れてました┃;━┏┃
うーんミステリ。
8kヒットおめでるん♪
2006/07/07 【ちぃず@ささのはさらさら】 URL #K4hmh3UY [編集]

* こめんとありり^^

>ちぃずさん
お祝いありがとう^^
存在の忘れていたスキルかもですがここでは大活躍♪
たしかにミステリb
2006/07/08 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

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