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破天蒼月

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□ 破天蒼月(小説) □

美徳と善行の懺悔3

閉鉱に落ちている木ぎれを拾い集めて薪代わりに使う。幸い木ぎれは乾燥していたようで易々と火がつき、こぎみよい音を立てて燃え始める。
サージャは私の膝を枕に静かに寝息をたてている。火を囲んで4人は声を抑えて会話をしていた。
「そんなことがあったんだ」
私の話を聞きちぃずさんが殺した声を更に小さくして言った。
「でも、どうするの?ずっとその子を連れて行くの?」
今度はヴァロアが言う。私は返事に暫しとまどった後に首を振った。
「私は目的があって旅している。この子は連れて行けない」
わずかに声を出して寝返りをうつサージャを見ながら言う。しかし言ったとたんに迷いが生じるのが感じられた。心のどこかで里に残してきたメイシャオとこの子を重ねている自分がいて、別れるのが心苦しいのだろう。
暫し沈黙が流れる。
「なぁ、それより問題はこの山を下りることだぞ。外には強力なモンスターがうじゃうじゃだが俺たちにはもうそれに耐えられるだけの回復アイテムがねぇーぞ」
そういってアクセルは手持ちのリュックを取り出し中身をのぞき込んでいる。たくさん入っているようで中身は武器の手裏剣のようだった。回復アイテムらしきものは数本の白い薬とマナエリクサーぐらいのようだ。
「ライフドレインで何とかアクセルは持ちこたえられるじゃん」
「無茶言うなよ、ちぃ。俺、足怪我しているんだぞ」
アクセルは頭上のハイフードを更に深くかぶり呆れ顔をした。
そういえば荷物らしきものを持っているのはアクセルだけのようだ。ちぃずもヴァロアも武器以外は何も持ってない。どうやら本気で回復アイテムが底をついているようだ。
「クレリックがいれば何とかなるだろうけど、きびしいな。この雪山にはやっかいなやつがうじゃうじゃいるのに」
「だね」
「私の攻撃も当たらないし、どうしよう」
ヴァロアは戦士であるため機動力、命中力はどうしても他職に劣ってしまう。強力な攻撃も当たらなければ意味をなさない。
「ヴァルちゃんだけじゃないよ。私も攻撃力に自信ない。相手が近づいてくる前に討つ自信がないよ」
足に怪我したアサシン、命中させることができない戦士、火力に自信のない弓師、そして子供をかばいながら戦わなければならない魔法使い。
どれをとっても前途多難である。
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Date:2006/06/08
Trackback:0
Comment:3

Comment

*

緊迫感が・・・
さてどうなる?
どうする?
ア○フル~・
2006/06/08 【rokia】 URL #/5LHBRow [編集]

*

ぴ、ピンチ><
これは・・・
ゾンビさんと一緒にそこで住むしかないです;;
2006/06/09 【リルカ】 URL #zQwTZWAg [編集]

* こめんとありり☆

>ろきあ
あ、アイ○ルって・・・

>リルカさん
ゾンビと一緒に生活・・・ちょっとくさくて嫌かも;;
2006/06/13 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

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