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破天蒼月

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□ 破天蒼月外伝(小説) □

おかげさまで5000HIT☆

ついに5000HITまできました。

たくさんの皆様、足を運んでいただきありがとうございます。

まだみぬ皆様、興味がありましたら是非気軽に遊びに来てください。

さて、恒例の記念~ですが、どうもやはり外伝小説ぐらいしかできないので^^;

←側にあるリクエスト投票アンケートを引き続き行ってます。

2006/04/08 まで実施中です。

たくさんの投票お待ちしてます。

2006.04.14
投票結果でロキアルド編と決定いたしましたので作品を作成しております。
2006.04.16
作成完了☆5000HITという切りのいい数字のせいか、ちょっと長めです。

『ドレイクパニック』

ペリオンについてすぐに修行は開始された。
幸いペリオン周辺は修行に向いている狩り場が多くメイシャオ、マオリー、喜一朗、そして私はそれぞれにあった狩り場で修行をしていた。

愛剣の名もなき両手剣で因縁のファイアボアをなぎ払う。ファイアボアはふわりと空に浮かんだかと思うと断末魔をあげてまっぷたつとなった。
後ろから拍手が聞こえる。喜一朗だ。
「さすが師匠!もうファイアボアは相手になりませんね」
いつのまに師匠になったかは知らないが喜一朗は私をそう呼ぶ。
両手剣についた血液を振り払い鞘に収めて喜一朗の方へ向く。
「自分の修行はいいのか?」
喜一朗の狩り場は確かワイルドボアの巣であったはずである。ここは荒野で喜一朗が狩っていたワイルドボアよりもランクの高いファイアボアが多く生息している。
「ワイルドボアはもう楽勝になりましたから今日からここで修行しようと思って。師匠と一緒に修行できると思ったんですけど、どうやら師匠はさらに上の狩り場がいいみたいですね」
「そうだな。さすがにファイアボアじゃもう手応えがない」
まっぷたつになったファイアボアを見つめていった。
「だったらカッパードレイクはどうですか?」
「場所どこだっけ?」
そういうと喜一朗はこのために用意していたのであろうか、すぐに地図を取り出し広げて一点をさす。
「えっと、ここじゃなかったでしたっけ?」
「ここか、結構近いな。よしいってみよう」
喜一朗の地図をみて同じ所をマークする。そして荷物をもち歩き始める。すると何故か喜一朗もついてきた。
私は不思議そうに喜一朗を見た。
「見学です」
微笑む喜一朗を無下に突き放すのも心苦しい。
私はそのまま喜一郎を連れてカッパードレイクの狩り場を目指して歩き出した。

ちょうどアイテムの補充をしてきたのだろうか。メイシャオとマオリーがペリオン方向から歩いてきた。
「あれ?どこいくの?」
修行を積んで細身ではあるがたくましく健康的に日焼けしたメイシャオが変わらない無邪気な顔で聞く。手には愛用のナカマキからゼコに変わりその存在をしっかりと見せていた。
「そういえばこうして4人が顔を合わせるのは久しぶりですね。どこかいくのであればお邪魔でなければ同伴させていただきたいです」
一方マオリーはちっとも変わらない。色白ではないのだが肌はペリオンの乾いた風にも日の光にも屈せずそのままの色を保ち続けている。よほどいい品なのか手に持つレッドバイパーも変わらない。
「カッパードレイクを狩りにいこうかと思うんだがついてくる?」
「なんだか、おもしろそうだね。いく!」
メイシャオははしゃぎ槍を振り回す。一方その様子をマオリーは穏やかな笑顔で見ている。この二人の関係もちっとも変わらないようだ。
「師匠、あそこを越えればカッパードレイクの狩り場ですよ」
喜一朗の言うとおり小高い丘を越えると深い谷が見えてきた。足場はある。辛うじて降りられそうだ。
メイシャオはおもしろそう、といって楽しそうに槍でバランスをとりながら谷に向かって滑っていく。続いてマオリーもびくびくしながらも一回目をつぶり見開いて決心を固めると滑りだした。
「よし、いくか」
私がそういうと喜一朗も頷き一気に谷を下降していった。

着地するとそこには見慣れたファイアボアの姿があった。
「火ボアばかりだよ~」
先についていたメイシャオがファイアボアを蹴散らしながらむくれる。
「え?でも・・・っ!ここの・・・えい!・・・筈ですよ」
喜一朗も若干苦戦をしつつもファイアボアをなぎ払う。
「じゃあもっと奥なのかも知れませんね」
マオリーはというと安全な岩場にひょいと乗り冷静に弓矢を放つ。
「奥か・・・」
谷はさらに奥へと横に伸びている。足場は良くないがまだまだ人が入っていけそうな道はある。私達はさらに奥を目指して歩き出す。途中ファイアボアが何度も降ってきたがマオリーの矢がその体を貫く。次第に谷特有なのだろうか、うっすらと靄がかかってきた。
「視界が悪いね。こんなときに強いモンスターとばったりあったりしたら怖いね」
そういいつつもメイシャオはどこか楽しそうだ。
「やめてくださいよ、メイシャ・・・きゃっ!」
マオリーはそう言いかけて小さく叫んだ。靄の向こうに大きな影が見えたからだ。
大きさは私達の2倍以上あるだろう。明らかに人影ではない。
影は次第に近づいてきてその姿をはっきりさせる。硬い鱗の身を包み大きな後ろ足で立つその姿は巨大なトカゲを想像させた。
「あ、きっとこいつですよ、カッパードレイクって」
喜一朗が指さし、ねぇいたでしょ?っと言いたげだ。
「でも、なんだか赤くないか?」
私の頬は引きつる。カッパードレイクの鱗にしては異常に赤い気がする。荒い鼻息もどこか火気を感じさせる。
「み、みなさん!逃げてください!!その子はカッパードレイクじゃなくってレッドドレイクですよ!!」
そうマオリーが叫んだ瞬間にレッドドレイクはその避けたように大きな口から火の塊を吐いた。まわりの空気を焦がしながら火の玉は近づいてくる。
私達は何とかかわす。しかし素早く次の火の玉が襲いかかる。
私はその火の玉を横にかわし飛び上がり剣を力強く振り下ろしたが硬い鱗に弾かれた音だけがした。
「ダブルショット!!」
命中率の高いマオリーの矢は辛うじてレッドドレイクに突き刺さるも致命傷にはならない。
「早く、にげてください!!」
マオリー岩場を飛び移りつつ矢を放ちレッドドレイクの注意をそらそうとしてくれる。しかし、レッドドレイクの力は圧倒的でマオリーを岩場から叩き落としたあとさらに私達の方向へ火を放った。メイシャオは幸運にもマオリーが倒れた瞬間にマオリーの方向へ走っていたので照準から外れていたが私と喜一朗は避けるのは難しそうだ。
おそらく私は助かるだろう。しかしまだレベルの低い喜一朗はどうだろうか?
そう考えたとき私は喜一朗を突き飛ばしてひとり炎と向き合った。もう完全にあがく時間はない。私は意を決して剣を握りしめて炎を斬った。
「すごいロキア!」
メイシャオが倒れたマオリーを起こしつつ言った。
炎は消滅したかに思えた。
しかし、炎はしっかりと燻っていた。私の愛剣に。
熱が柄にもつたわり私は小さくうめき手を離した。愛剣にはファイアボアを何度きったときに油が付着していたのだろう、よく燃える。やがてレッドドレイクの高温の炎に焼かれた剣はひしゃげた。
武器はない。もはやあがく術はほんとうにない。
気がつけば私達はレッドドレイクの群れに囲まれていた。
「どうしよう。このままじゃ・・・」
為す術はない。喜一朗の顔に絶望の色が浮かぶ。悔しいがそれは私も同じだった。
4人が背中を合わせてそれぞれレッドドレイクを睨みつける。
一斉に攻撃されたら一瞬で片がつくだろう。

GAAAA!!!!

遠くでレッドドレイクのであろう断末魔が聞こえた。そしてそれは徐々に近づいてくる。そして私の目の前のレッドドレイクが倒された。そこには巨体の筋肉の塊のような男が立っていた。体と比較すれば小さく見えるリーフアックスを装備しているその男に見覚えがあった。
「拳殿・・・」
私を戦士への道に導いてくれたペリオンの長だ。
「ロキアルドか。ちょうどいい、協力してくれ」
「丸腰で何も出来ないのだが・・・」
私は両手を肩の高さにあげて丸腰をアピールする。すると頭上から一振りの剣が降ってきた。
「使え、私が昔使用していた剣だ」
そういったのは拳ではない。谷の上から飛び降りてきたのだろう。大和を片手にマンジが地に着地した。それと同時にマンジはまるで花びらのように軽やかに剣を繰り出す。それと同時に複数のレッドドレイクが地に沈んだ。
マンジが私に投げてよこした剣はグリースと呼ばれるものだった。いまは人の剣でもありがたい。私は遠慮なくグリースを地面より引き抜いた。剣先が短いせいか両手剣にしては軽い。早速剣を振るってみる。先ほどは貫けなかったレッドドレイクの鱗も難なく貫く。マンジの手入れがよいせいか、肉を立つ感触もなめらかに滑るようだ。
「わ、私には何も出来ませんが、せめて。プレッシャー!」
喜一朗がページのスキルであるプレッシャーをレッドドレイクにかける。レッドドレイクの攻撃の勢いが僅かだが衰えた。
「じゃあ私も!ハイパーボディ!」
ついでメイシャオがスキルを唱える。それと同時に力がみなぎっていくのがわかった。それは拳やマンジも同じらしく、さきほどよりも大胆に切り込んでいく。
「アローボム!気絶しているうちに早く!!」
「協力感謝する!」
目を回しているレッドドレイクは為す術もなく拳の斧にまっぷたつにされる。

攻防は続き、最後の一体が地に沈んだとき、私も疲労で座り込んだ。
「一体何事だ、拳殿、マンジ殿」
この二人がペリオンから出てくるとはよほどのことだ。
拳は顎を何度もさわり自分も腰掛けると斧を地に立てた。
「イヤンから危険な谷方面にむかう怪しい人影を見たという話が来てな。一応探ってみたらどうも違法者らしくこの辺り一帯にレッドドレイクが大量発生していた。それでマンジ殿に協力を仰ぎ、討伐していたところだ。で、ここが最後だ。協力してくれて助かった」
「怪しい人影?私のことかな」
ふいに背後から女性の声がした。振り向くと深く目鼻を覆い隠すようにフードをかぶった女がそこにいた。
「何者だ。お前がモンスターを操って移動させたのか?」
「移動させたのは確かに私。でも何者か、それは答えてあげない。それに答える必要はないし」
私と拳は立ち上がり武器を構えた。しかしマンジだけがただ何もせず立っていた。
「無駄だ。そいつは実態ではない」
「そういうこと。でもいずれ会いに来るわ。ねぇ、貴方に・・・」
女は私に近づき私の体を抱きしめるように包むと靄に解けるように消えていった。
「知り合いか?」
拳は私に尋ねた。
「いあ、あんな怖そうな美人の知り合いはいないよ」
拳とマンジ、そして喜一朗は気づいていなかったがマオリーしがみつき怯えるメイシャオの様子を私は見逃さなかった。
おそらくいまメイシャオに聞いても何も答えてくれないだろう。
だがいずれ、彼女の口からいろいろと聞く必要があるようだ。
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Date:2006/04/14
Trackback:0
Comment:2

Comment

* (ノ´▽`)ノオオオオッ♪

ロキアルドがグリース装備っていうのが良いですね^^
マンジからの借り物っていうのも素敵な設定です♪
次回6000HITの外伝も楽しみです^^
2006/04/16 【rokia】 URL #/5LHBRow [編集]

* コメントありり☆

>ロキア
マンジさんは私のあこがれのNPCの一人です☆
彼からの借り物のグリースは出したかったネタの一つですb
今回出せたので良かったと思ってます^^

6000HITもロキアルド編になるかしら♪
2006/04/18 【シュウレイ】 URL #jJa68FlY [編集]

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